頭皮のアトピーの原因
かゆみや痛みだけでなく、外見上のダメージでも辛い思いを強いられる頭皮のアトピー。現在アトピーの原因は「遺伝」「乾燥肌」「生活環境」の3つに大別できるそうなのですが、「なぜ頭皮がアトピーになるのか?」という点については、残念ながら解明できていません。
アトピーは体のどこに出ても不快極まりないのですが、なるべくなら人目に付く場所には出ないでほしいですよね。手、顔面、頭皮などは常に衣服で覆う訳にはいきませんから、ストレスも大きいでしょう。
頭皮のアトピーの場合、湿疹は目に付かないのですが、フケの問題があります。帽子をかぶるという手もあるのですが、一般的に言って学校や職場には不向きです。
上記3つの原因に向き合いながら、頭皮ケアに気を付けていく事が大切です。今のところ、頭皮のアトピー対策にはそれしか無いようです。
もっとも遺伝については受け継がれた体質ですので、如何ともしがたいですよね。となると、大切なのは乾燥肌と生活環境ということになります。
近年、アトピーの人は皮膚のセラミドが少ないことが明らかになってきました。セラミドは皮膚の水分保持を担っている物質で、これが減少すると皮膚が乾燥し、刺激に弱い状態になってしまうのだそう。その為、炎症・かゆみが起きやすいのですね。
生活環境においては、
・水や大気を始めとする環境汚染、ダニやハウスダスト、花粉、合成界面活性剤などの化学物質の影響
・抗生物質の濫用に代表される、清潔・無菌志向の行き過ぎ
・食生活の変化によるリノール酸やタンパク質の過剰摂取
などがアトピーの原因として挙げられます。
特に食生活の問題は、アトピーの根本的な原因として注目されています。